私は趣味のフラダンスで、ボランティア活動をしています。
この記事は、フラダンスでできるボランティア活動について説明しています。
ボランティアに興味がおありなら、ぜひ参考にしてください。
活動内容
フラダンスでできるボランティアの一つが、有料老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設でのフラダンス披露です。
時間はだいたいお話する時間も含めて40分〜1時間弱ぐらい、5曲ほど準備します。
衣装を着替える時間も必要なので、4〜5人のグループに分かれて一人3曲ほど踊ります。
施設の食堂(ホール)やトレーニングルームなどで踊るので、あまり広いスペースではありません。
並び方やフォーメーションを工夫して、広さに対応しています。
踊りを見てるだけだとつまらないので、途中レクチャータイムを入れて簡単なハンドモーションを皆さんにもやってもらうようにしています。
音楽を聴いて体を動かすことは、脳の活性化に繋がり介護予防にも効果があります。
初めは恥ずかしそうにしていた方も、徐々に笑顔になって一緒に踊ってくださいます。
私達も、興味をもって見てくださっている高齢者の方の近くに行って、隣で一緒に踊ります。
その時に「お上手ですね」や「次は右手を上げますよ」などとお声をかけるようにします。
見ていただくだけでなく、できるだけ参加してもらえるように工夫しています。
活動のきっかけ
最初に施設を訪問するようになったきっかけは、先生のお知り合いの介護施設の職員さんとのお話でした。
「入居者さんに、ぜひフラダンスを直に見せてあげたい」とお話されました。
施設で踊れることは、発表会やイベントでしかフラダンスを披露する機会がない私達にとっても、人前で踊る絶好の機会になりますので、私達も快諾し、この施設を訪問することになりました。
利用者さんや職員の皆さんも大変喜んでくださって、それ以来、度々この施設を訪問しています。
その後も、サークルのメンバーのお父様やお母様が利用されている高齢者施設や、メンバーが介護職員として勤務している老人ホームから依頼を受けて、いろいろな施設でフラダンスを披露しています。
もし「訪問してフラダンスを披露したいけれど、高齢者施設に知り合いがいないから」と思っているのでしたら、マッチングをお願いしたらどうでしょう。
市町村の社会福祉センターなどにボランティアセンターがあります。
ここでは、施設や地域などからの依頼の受付け・相談・調整をボランティアコーディネーターがやってくれます。
高齢者施設から、レクリエーションのためのボランティアの依頼は多いので、申し込んでおくと上手くマッチングしてくれて、ボランティアの機会も増えるでしょう。
気をつけていること
高齢者の方が親しめるように、日本語の曲を多くしています。
入居者さん・利用者さんがお若いころ、ハワイアンブームがあったそうで「南国の夜」や「月の夜は」を踊ると、一緒に歌ってくださる方もいました。
ボランティアに行くときは、色とりどりのレイを用意します。100均で売っているもので大丈夫です。
一緒に歌ってくださっている方や、ハンドモーションを頑張ってる方にレイをかけてあげるととても喜んでくださいます。
反応が薄い方にレイをかけた途端、少し笑顔になったこともありました。
衣装も全員お揃いのものではなく、たくさんの種類の衣装が並ぶようにします。
本来フラダンスを踊るときは、全員衣装もレイも髪飾りも揃えないといけませんが、ボランティアに行くときは、統一せず、できるだけ色鮮やかになるようにします。
色鮮やかなものを見てもらって、視覚的な刺激になればと思っています。
でも、中には賑やかなレクリエーションが苦手な人もいらっしゃいます。
そのような方には無理に参加してもらおうとはせず、穏やかに笑顔だけおくるようにしています。
その方のテリトリーに「勝手にお邪魔している」のは私達なんですから、こちらの都合を押し付けないように気をつけています。
まとめ
大きな荷物を抱えて遠くまでボランティアに行くのは、大変な時もあります。
当然、高齢者施設までの交通費も自己負担です。
でも自分の好きなことで喜んでくださる人がいると思うと、こんなに嬉しいことはありません。
ボランティアに行ってるつもりですが、いつも私達の方が元気をもらっています。
高齢者の方たちは、誰かが訪ねてきてくれることを楽しみに待っていらっしゃいます。
この記事がボランティア活動のきっかけになったら嬉しいです。
ぜひ貴方の笑顔を届けてあげてください。
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