「趣味でフラダンスをしています」と言うと、「フラダンスってお金がかかるんでしょ」とよく言われます。
フラダンス=お金持ちの趣味 というイメージでしょうか。
実際、驚くほどお金をかけてらっしゃる人もいますが、普通の主婦でも続けられるスクールもあります。
「フラは好きだけどお金が続かなくて」と悩まないためにも、始める前にかかる費用についてしっかり確認することが重要です。
この記事では、お月謝以外にかかる費用について解説します。
衣装代・レイ・髪飾り代
お月謝以外にかかる費用で大きいのが衣装代です。
ドレスを1着作るのに安価なものでも1万円くらいはかかります。
発表会のように、たくさんの人が集まる場所だと安価なドレスではやはり見劣りしてしまうので、それなりのものを準備すると2万円くらいは必要になります。
発表会では数曲踊るので、ドレス以外にもパウスカートをお揃いで購入することもあります。
ドレスよりはお安いですが、トップス(ブラウスやビスチェ)も揃えると1万円〜1万5000円くらいの費用がかかります。
私が参加していたところでは、1着衣装を作ったらイベントや発表会で何度も着ていました。
レイや髪飾りを変えたり、トップスだけ新しくするなど、なるべく新調しないで済むように工夫していました。
先生やスクールの方針によっては「この曲にはこの衣装」と決まっていたり、毎年新しいドレスを作って発表会しか着なかったりするところもあります。
ドレスを新しくすると当然それに合わせてレイや髪飾りも新調します。
スクールによってレイや髪飾りに生花を使うところもあるので、既製品の小物を揃えるよりも費用がかかります。
衣装代はかかりますが、華やかな衣装を着るのもフラダンスの醍醐味の一つです。
衣装を新調するタイミングはスクールや先生のご意向によるので、入会される前に衣装を作る頻度やだいたいの予算を確認することをお勧めします。
イベント参加費
スクールによって、発表会やイベントの参加費にも違いがあります。
小さなサークルやカルチャーセンターのフラスクールだと、発表会やイベントの参加は希望者だけだったり、参加費も無料の場合があります。
大きなフラダンススクールや先生が主催のフラサークルでは、参加が義務付けられているところが多いです。
真剣にフラダンスに取り組んでいる人にとっては、日頃の成果を発揮する貴重な場所である発表会は楽しみの一つです。
またハワイのクム(家元)からレッスンを受けられる特別レッスンや、有名なハラウ(教室)の発表会を見学できるなどのイベント参加を楽しみにされている人もいます。
発表会の費用負担は、参加費として2万円〜3万円ほどお支払いすることもありますし、全体の費用を生徒の人数で割って負担する場合もあります。
発表会の費用の内訳は、会場費・照明や音響のスタッフ費用・生バンドで踊る場合はバンドメンバーへの謝礼・会場のお花代・先生への謝礼などです。
大きな会場で開催した時、チケットを一人数枚ずつ買い取ってチケット代としてお支払いしたことがありました。
その時は、買い取ったチケットを友人にプレゼントして見に来てもらいました。
「あまりお金をかけたくない」とか「発表会に出たくない」とお考えの人は、小規模なサークルやスポーツクラブのスタジオプログラムに参加される方がいいでしょう。
そちらだとそもそも発表会開催の予定がなかったり、開催されても参加を強要されることはありません。
入会される時に、発表会の規模やイベント参加のことなど確認しておくと安心ですね。
先生へのお礼
スクールでは先生への謝礼を禁止しているところもありますが、先生が主催されているサークルでは、何かイベントが終わるたびに「お礼」をお渡ししていました。
特に発表会の前に追加のレッスンをお願いした時や、イベント参加の後、発表会が終わった後などにお渡しすることが多いです。
追加のレッスンをして頂いた時は、費用を参加者の人数で割って、その都度お渡ししていました。
イベントや発表会の後には、お花に先生のお好きなお菓子を添えてお渡しすることが多かったです。
一度の金額は1000円〜2000円程度でしたが、回数が増えると負担に思うかもしれませんね。
お礼の金額やお品物の選定は皆さんと相談して決めていましたが、その時に「お礼なんて必要ないのでは」とおっしゃる人はいませんでした。
やはり習い事に「先生への謝礼は必要」と思っている人は多いのでしょう。
おつきあいの費用
おつきあいの費用については、個々の考えやクラスの雰囲気によります。
レッスンが終わると着替えてササっと帰ってしまっても何も問題ありません。
でも時には「お茶でもどうですか」とお誘いいただくこともあります。
そこでレッスンのことやプライベートのことをお話して、交流を深めることも楽しいですね。
またレッスンの途中で差し入れをいただいて、つい休憩時間が長くなることもありました。
せっかく一緒にレッスンを受けているので、親しい仲間ができることは嬉しいことです。
費用的にも時間的にも負担がない程度でおつきあいできたら、レッスンがより楽しめるのではないでしょうか。
まとめ
お月謝以外にも何かと費用がかかることがお分かりいただけたと思います。
かかる費用は、入会するスクールのタイプで大きく違います。
入会する前に見学や体験レッスンを通してスクールの雰囲気を見て、しっかり費用について確認しておいてください。
お金をかけて深くしっかり学ぶことも、気軽に楽しむことも、フラは可能です。
金銭的な無理がないように、ご自身の希望に合ったスタイルを見つけて、末永くフラを楽しまれることを願っています。
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