スクールやサークルでフラダンスを続けていると、発表会に参加することを勧められます。
日頃の練習の成果を発表する絶好の機会ですが、人前に立つことに慣れていない人にとっては緊張してしまっていつものパフォーマンスが発揮できないこともあります。
この記事では私が発表会に参加する時に実際に心掛けている、緊張をほぐす5つの対処法をご紹介します。
まずは肩の力をぬいて深呼吸
緊張していると呼吸も速く浅くなり、この状態では緊張や不安の悪循環を引き起こしてしまいます。
まずは肩の力をぬいて、ゆっくり深い呼吸を意識します。
目を閉じて鼻からゆっくり吸い込んで、口からゆっくり空気を吐き出す。
これを数回繰り返すと自律神経が整い、徐々に緊張がほぐれてきます。
緊張が続くと血管が収縮して、手足が冷たくなってしまいます。
深呼吸しながら、固くなった体をほぐしましょう。
具体的には軽くジャンプする、手足をブラブラさせる、首や肩を回すなど力をぬいて軽く体を動かすといいですね。
上手く踊っている自分をイメージする
呼吸が整ったら、今度は上手く踊っている自分をイメージしてみます。
振りやステップの確認をしながら、不安な気持ちを払拭して自信をもちましょう。
その時細かいところまでチェックせず、大まかな確認で十分です。
細かいところまで気にしてしまうと、より不安になってしまいます。
そして「あんなに一生懸命練習したんだから大丈夫」と自分に声をかけてあげてください。
もう一度深呼吸して、心と体の落ち着きを取り戻しましょう。
直前に踊っているクラスのステージは見ない
ステージに向かう直前、そでで待ってる間が一番緊張するときです。
私はその時、ステージで踊ってる人たちを見ないようにしていました。
踊っている様子を見ると圧倒されそうな気がしたからです。
「あんなに上手く踊れるかな」と不安に思うと、せっかく深呼吸してリラックスしていたのに、また体が固くなってスムーズに動けなくなってしまいます。
それに、よく似た振りが出てきたら覚えていた振りとごっちゃになりそうで心配です。
もっと自信をもって臨んでいたらそんなことを気にしないのでしょうが、特に初めて発表会に参加する時などは、直前の他のクラスのステージを見ないことをお勧めします。
ステージのそででは、自分が上手く踊っていることをイメージして、深呼吸しながら集中して出番を待っているのが良いでしょう。
仲間と声をかけ合う
緊張をほぐす一番の方法は「仲間と声をかけ合う」ことです。
フラは集団で踊ること(群舞)がほとんどです。
いつも周りに仲間がいます。緊張していたらお互いに声をかけ合ってリラックスしましょう。
たわいのない話をしてもいいですし、不安な気持ちを吐き出してもいいんです。
時には手を握ったり、ハグをして落ち着きましょう。
緊張しているのは自分だけじゃないことが分かって安心します。
特に初めて発表会に参加する人は、雰囲気にのまれたり緊張で固まっていたりします。
じっとしているとどんどん緊張感が増してしまいます。
お隣にいる人に、緊張してること不安なことを話してみてください。
きっと優しく励ましてくれますよ。
ステージを心から楽しむ
大会に出場するとなると話は違うのかもしれませんが、発表会でのステージです。
あとは心から楽しんでフラを踊ってください。
少々の失敗があっても楽しく笑顔で踊ることが大切です。
「上手く踊れるかな」とか「失敗したらどうしよう」なんて思わなくても大丈夫です。
一生懸命練習した成果が自然と発揮されるはずです。
手や足が緊張で震えるかもしれませんが、気楽に楽しむことを考えていたら、きっと上手く踊れていますよ。
せっかく参加した発表会ですから、心から楽しみましょう。
最後に
最高のパフォーマンスを発揮するには、適度な緊張も必要です。
不安で体が動かなくなってしまうようならほぐさないといけませんが、集中力が高まる程度の緊張はパフォーマンスを最大限に発揮させる力にもなるでしょう。
自分に合った緊張と向き合う方法を見つけて、上手くコントロールしてください。
今回ご紹介した対処法が、皆さんのお役に立てば嬉しいです。
発表会、楽しんでくださいね。
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