「先生のように優雅に踊ってみたい」と思っていても、週に1度ほどのレッスンではなかなか思うように上達しません。
振りを覚えるだけで精一杯になっていませんか。
フラダンスの上達のために欠かせないのが自主練習です。
この記事では、どのように練習したらいいのか分からない初心者さんに、自主練習の方法を紹介します。
基本のステップの練習
フラダンスを踊るのに、大切なことは基本のステップです。
どんなにフラ歴の長い人でも、ステップの練習は欠かせません。
正確にステップが踏めるようになることが、フラダンス上達には不可欠です。
基本のステップを何度も練習することによって、体幹も鍛えられ上半身が揺れることなく安定して踊れるようになります。
曲に合わせて基本のステップを繰り返し、一定のリズムに合わせて練習していきます。
その時、鏡で姿勢や肩の位置をチェックすると良いでしょう。
体重移動も意識してステップを続けましょう。
ステップに慣れてきたら、こんな方法で練習したらいかがでしょう。
床にマスキングテープを+の形に貼って、その真上に立ちます。
そこから左右や前後にステップを踏んで進むと、4×2カウントで元の位置に戻ってくるはずです。
歩幅が一定でないと元の位置からズレてしまうので、チェックのためにやってみてください。
フラは基本的に集団で踊ります。
歩幅が一定でないと、大勢で踊るときにフォーメーションが崩れてしまいます。
ただステップを踏むだけでなく、歩幅も意識してみましょう。
繰り返し練習するとそのうち体が覚えるようになります。
「カホロ」や「ヘラ」「ウエヘ」とステップの名前を言われただけで、正確なステップが踏めるようになりますよ。
フラノートを作る
早く正確に踊れるようになるために、フラノートを作ることをお勧めします。
曲に合わせて振りやステップを覚えようと、レッスンの時に一生懸命頭に詰め込んでも、いざ思い出そうとしても動きが止まってしまいます。
そんな時フラノートを作っておけば、いつでも見返して確認できるので便利です。
レッスンの休憩中にちょっとメモしておいたり、帰ってから記憶が鮮明なうちにノートにまとめておくだけで大丈夫です。
ノートを作ることで、頭が整理されて振りやステップを覚えるのも早くなります。
また「なんとなく覚えている」のではないので、正確に踊れるようになります。
ノートの書き方に決まりはなく、見返した時に自分が分かればいいので、難しく考えずに書いてみてください。
曲に合わせて確認
初めはまずステップだけ、振りだけと分けて練習すると良いでしょう。
フラは何度も繰り返し踊って、自分の体に覚えこませることが大切です。
難しい振りやステップも繰り返し練習するとスムーズにリズムに合ってきます。
自分で「1・2・3・4」とリズムを取ったり鼻歌を歌いながら、ステップを正確に同じ歩幅で踏めるように練習します。
私は、キッチンでお皿を洗う時やお料理を煮込んでいる時に、小さい歩幅でステップを踏んでいました。
ちょっとした隙間時間に、負担にならない程度で楽しみながらやってみてください。
慣れてきたら今度は振りを確認していきます。
リズムを取りながら、手のひらの向きや腕の高さなど細かいところに注意しながら踊ってみましょう。
私は、基本的な振りには「場所の手」や「波の手」「空の手」とか名前を付けて、つぶやきながら踊ってました。
最後に曲を流しながら、ステップと振りを合わせていきます。
分けて練習していた時はリズムに合っていたのに、曲を流すと上手く合わないところも出てきます。
何度も繰り返し練習することで、踊り慣れてスムーズに踊れるようになります。
それが「踊りが身につく」ということでしょう。
筋力トレーニング
フラを美しく踊るために、筋力トレーニングも取り入れてみてください。
フラダンスの動きは一見優雅で、体力的にも負担が少なそうに見えます。
でも実際にやってみるとお分かりになるでしょうが、想像以上に筋力や体力が必要です。
体幹がしっかりしていると、より優雅に魅力的に踊れるでしょう。
トレーニングといってもハードな筋トレじゃなく、日頃から腹筋を意識して真っ直ぐに立つように気をつけたり、階段をつま先立ちでのぼったり、できることから始めましょう。
私は「ステップをしっかり踏めるように」と思って、足踏みステッパーを購入して脚力の強化に努めています。
体重移動も意識しながら続けると良いトレーニングになります。
フラのお仲間には、踏み台(ステップ台)を購入して踏み台昇降を始めたり、ジムに通って足腰を鍛えている方もいらっしゃいます。
適度な筋トレは体形維持や体力づくりになり、日常生活にも役立つでしょう。
まとめ
フラダンスの上達には、地道な基礎練習を繰り返すことが重要です。
なかなか上手く踊れなくても焦ることはありません。
ストイックに取り組むのではなく、生活の中に上手く取り入れて、楽しみながら続けてくださいね。
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